めにみえないこと

また書くね

行ってらっしゃい

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気持ちのいい朝。

東京の家族が、西の方へと旅立った。
わたしは予定より40分も遅刻して、いつものように、のんきにタマゴパンを食べた。
見慣れたふたりの顔。
いつもと変わらない時間、
家族の朝ごはん。


東京での暮らしは、彼なしには語れないと思う。
親族でもなく、恋人でもなく、こんなにもそれぞれを思いやれて、
信じていてくれるひとがいるということの
心強さを初めて知った。


正直、実感はまだ湧かない。
彼が東京にいないということは、
突然散歩に出かけたり、いつもの喫茶店でなんとなく落ちあったり、できなくなるということなのか、と
ぼんやり考えているけれど。

寂しさと、あとは
心から応援したい気持ち。
それから、どこにいたって家族に変わりはないという、確かな気持ち。

みんなで、まだ目覚めきっていない下北沢をダッシュして、
まずは可愛い妹に行ってらっしゃいをして、
それから、いつもニコニコとわたしたちを見守っていてくれた彼が乗る電車を見送った。

下北沢。わたしたちが過ごした街。

行ってらっしゃい、気をつけてね。
場所はどこでも、わたしたちが集まるところが、帰ってくる場所であればいいなと願って。